九条 誠(Negative Brightside編集長)
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ポジティブという蓋が、現実を腐らせる
ポジティブは、もはや“善”ではない。 現実を覆い隠し、痛みを見えなくするその言葉が、いかにして現実を腐らせてきたか。 この社会に蔓延する“前向き信仰”の病理を、…
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「家族の正しさ」が心を壊す──“模範”という暴力の構造
家族は、かけがえのない存在だ。そう教えられ、そう信じて、私たちは育つ。 親の愛に救われた記憶がある人もいるだろう。我が子の笑顔に、生きる意味を見出した人もいるは…
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「尊重」という名の放置。多様性社会が人を孤立させる構造とは
「多様性」という言葉は、なぜこれほど都合がいいのか。 誰もが肯定されたように感じられ、否定も批判もできない。自分を守る免罪符にもなり、相手を“認める側”に立つこ…